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TOEFL Read an Academic Passage:700語の文章を解く方法

2026-09-298 min read
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Read an Academic Passageは、TOEFLリーディングでいちばん重いタスクだ。大学の教科書の一節のような約700語の文章を1つ読み、それに付いた設問に答える。短いメールやお知らせを読むRead in Daily Lifeと違って、ここでは読む量そのものが負担になる。ただ、点数を分けるのは読む速さよりも、設問タイプごとの解き方の手順を知っているかどうかだ。タイプごとに実際の画面を見せながら、ミスを減らすコツを14個まとめた。

ひと目でわかる

  • 文章:約700語の学術文章。段落番号(¶1、¶2...)が付いていて、設問を解いている間ずっと画面に表示される。
  • 設問:要旨、重要な詳細、推論、考えの関係、修辞構造を問う。試験全体でAcademic Passageは5〜15問。
  • 採点:1問1点、選択式の機械採点。
  • 適応型:リーディングは2段階の適応型で、最初のモジュールの成績で2つ目の難易度が決まる。

(出典:ETS公式の2026 TOEFL iBT Test Blueprint and Specifications。文章の長さは、12年間TOEFLを教えてきた筆者の確認による)

下の画面は、testpracticelabの無料練習セット010番(橋の崩壊を扱った文章、11問)から取っている。当サイトの練習セットはタイプを満遍なく練習できるよう11問構成だ。各コツの例では、波線が答えの根拠、取り消し線が消すべき選択肢を示す。

まず:文章はこう読む

TOEFL Academic Passageの文章画面
01

段落ごとに「一行要約」だけ残して先へ進む

700語を一度に理解しようとすると、後半で前半の内容が消える。段落を読み終えるたびに、頭の中かメモに一行だけ残す。あとで段落関係や要約の設問が出たとき、その一行たちが地図になる。

1¶1 橋が奇妙に揺れた
2¶2 リズムが合って揺れが積み重なった
3¶3 崩壊当日の状況
4¶4 原因は風の強さではなくリズム
02

最初に読むときは数字や名前を追わない

数字や固有名詞は、設問で聞かれたときにもう一度探せばいい。文章は表示されたままなので、覚える必要はない。代わりに、因果関係を示す言葉(なぜ、だから、このパターンのため)に目を留める。

In July 1940, engineers in Washington State opened one across the Puget Sound.

数字や名前は、設問で聞かれたときに探せばいい。

Because of this pattern, the twisting did not settle down; each cycle added a little more.

因果を示す言葉は逃さない。設問がいちばんよく聞く場所だ。

1. 語彙・指示語の設問(Vocabulary, Reference)

TOEFLリーディングの語彙問題の画面
  • 段落番号とともに単語や代名詞が引用される。「その単語の意味に最も近いもの」「itが指すもの」。
  • 文章が表示されたままなので、設問が指す文をすぐに探して読める。
03

単語の意味は、選択肢ではなく文から先に取り出す

選択肢から見ると、知っている意味に引っ張られる。引用された文を読んで、その位置に入る意味を先に日本語で思い浮かべ、それから選択肢と合わせる。同じ単語が複数の意味を持つときは、文脈が答えを決める。

...far weaker than what the bridge had been designed to withstand

まず文から意味を取り出す:耐える。

A. endure

文の意味に合う。

C. avoid

avoidは意味が違う。

04

代名詞は、前の名詞の候補をすべて並べてみる

itがroadwayにもbridgeにも読めるときは、候補をすべて書き出し、後ろの動詞と合うか当てはめて1つずつ消す。ここでは「空気のかたまりに分かれた」という動詞が答えを決める。

As it crossed the roadway, it separated into swirling pockets of air

the roadway

動詞が合わない。

the bridge

動詞が合わない。

the wind

空気のかたまりに分かれるのは風だけだ。

2. 情報を探す設問(Factual Information, Negative Fact, Essential Term)

TOEFLリーディングのFactual Information問題の画面
  • Factual Informationは「段落Nによると、なぜ/何が」という形で、文章中の1か所を正確に探させる。
  • Negative Factは「次のうち事実でないもの(EXCEPT)」。選択肢3つは文章にあり、1つはないか違う。
  • Essential Termは、文章が説明している用語(例:resonance)の定義を選ぶ。
05

設問に段落番号があれば、その段落だけ読む

「According to paragraph 2」とあれば、ほかの段落は答えにならない。全体を読み直さず、その段落へ直行する。時間がいちばん漏れるのは、この読み直しだ。

1段落番号を確認する(¶2)
2設問のキーワードを取り出す(why, twisting)
3その段落で同じ内容の文を探す
4その文だけを根拠に選ぶ
06

EXCEPTは、選択肢ごとに根拠の文を探してO/Xを付ける

「すべて事実で1つだけ違う」という構造なので、根拠3つを探すのに時間がかかる。根拠があればO、なければ、または反対ならXを付け、Xが1つだけ残ればそれが答えだ。文章にない内容が正解に隠れていることが多い。

A. Drivers abandoned their cars ... along the swaying sidewalk

根拠の文がある。

B. An engineering professor recorded the collapse on film

根拠の文がある。

C. A section of the roadway fell into the water before the concrete slabs

根拠の文がある。

D. Several people were killed

文章は橋にいた誰も死ななかったと明記している。これがEXCEPTの答え。

07

用語の定義は、「もっともらしい一般常識」の選択肢を疑う

resonanceを「強い突風」とする選択肢は常識に近いが、文章の定義ではない。文章がその用語を紹介した直後の説明を根拠に選ぶ。常識ではなく、文章が定義した言葉を選ぶ設問だ。

a general term for any strong gust of wind that damages a structure

常識では正しそうだが、文章の定義ではない。

a repeated matching between a push's rhythm and an object's natural rhythm

文章が定義した言葉そのままだ。

3. 理解・推論の設問(Sentence Simplification, Inference)

TOEFLリーディングのSentence Simplification問題の画面
  • Sentence Simplificationは、文章内でハイライトされた文を最も正確に言い換えた文を選ぶ。
  • Inferenceは、文章に直接書かれていないが、文章からはっきり導かれる内容を選ぶ。
08

文の言い換えは、核心情報の3つの断片が残っているかを見る

正解は原文の核心情報を漏らさず、意味を変えない。不正解は、情報を落とすか、なかった原因を足すか、反対に言う。原文をまず3つに分け、選択肢ごとに3つとも残っているかを確認する。

1原因:風の強さではなくリズム
2つながり:頑丈な側面がそのリズムを生んだ
3結果:橋が崩壊した
43つ全部ある選択肢だけ残す

B. ...the wind grew far stronger than engineers had expected

「強さではなく」を「より強くなった」に反転させている。

09

推論問題の正解は、文章よりも「弱く」言う

正解は「必ず〜しただろう」より、「〜しなかったかもしれない」のように、文章が支える範囲だけを言う。言い切りすぎる選択肢や、文章にない情報を足す選択肢は不正解だ。

A. It would have caused the same kind of resonance and destroyed the bridge just as quickly

言い切りすぎ。文章が支える以上のことを言っている。

B. It might not have caused the same destructive twisting, since resonance depends on matching rhythm

文章が支える範囲だけを言っている。

4. 構造の設問(Rhetorical Purpose, Paragraph Relation)

TOEFLリーディングのRhetorical Purpose問題の画面
  • Rhetorical Purpose:筆者がある文や例を「なぜ」入れたのかを問う。答えは内容ではなく役割。
  • Paragraph Relation:2つの段落がどんな関係か(原因と結果、問題と解決など)を問う。
10

「何を言ったか」ではなく「その文が何をしているか」に答える

引用された文を要約せず、その文を消したら文章のどこが物足りなくなるかを考える。その空白が文の機能だ。正解は「〜を示すために」のように機能を述べ、なかった主張を持ち込む選択肢は不正解だ。

設問:なぜ筆者は、技術者たちが橋を「uncomfortable but not dangerous」と判断したと述べているか。

...engineers who studied it judged it uncomfortable but not dangerous

この言葉を消すと、専門家でさえ危険を過小評価したという反転が消える。

C. To show that even experts underestimated the danger

機能は反転を示すこと。

A. To argue that the engineers who built the bridge were not qualified

文章にない主張だ。

11

段落関係は、一行要約を並べて見る

ここでコツ01の一行要約が生きる。2つの段落の一行を並べ、「前が原理、後ろが実際の結果」のように関係の言葉を付ければ、選択肢はすぐにふるい分けられる。

1¶2:リズムが合うと揺れが積み重なる(原理)
2¶3:実際に橋が崩壊した状況(結果)
3原理 → 実際の結果
4この関係に合う選択肢を選ぶ

5. 総合の設問(Insert Text, Prose Summary)

TOEFLリーディングのInsert Text問題の画面
  • Insert Text:文章中の4つの位置[A]〜[D]のうち、与えられた文が入る場所を選ぶ。
  • Prose Summary:6つの文から、文章の核心を表す3つを選ぶ。残り3つは細部か、文章にない内容。
12

挿入文は、指示語と接続語で位置を絞る

与えられた文のthis、however、for exampleのような言葉が、前にどんな文が来るべきかを教えてくれる。その文が指すものが直前で説明された位置を先に探し、入れて読んで確かめる。

This matching does not require a strong wind, only a persistent one.

matchingは前で説明済みだ。この文はその直後に来る。だから[D]。

13

要約問題は、細部と文章にない内容から先に消す

正解の3つは、1つの段落の細部ではなく、文章全体の骨格だ。コツ01の一行要約と重なる選択肢を先に選び、1つの例や数字にとどまる選択肢は後回しにする。

1骨格:リズムが合って積み重なる(共鳴)
2骨格:頑丈な側面がリズムを可能にした
3細部:運転者が歩道で脱出した(除外)

時間配分:文章を読むのに時間を使い切らない

14

最初はおおまかに読み、精密に読むのは設問で

文章は表示されたままなので、最初から完璧に理解する必要はない。一行要約程度の理解で設問に入り、各設問が指す位置で精密に読む。文章の前半で時間を使い切ると、後ろの設問を慌てて解くことになる。

文章を2回丁寧に読んでから設問に入る

時間を使い切り、後ろの設問を慌てて解くことになる。

段落ごとに一行だけ残して設問へ

精密に読むのは、設問が指す位置で。

おわりに

Read an Academic Passageは長い文章を読む試験に見えるが、実際は設問タイプごとにどこをどう読むかを知っている人が勝つ試験だ。一行要約で骨格をつかみ、設問が指す場所でだけ精密に読む習慣が、時間と正確さの両方を守ってくれる。

今日から本番のつもりで練習しよう。testpracticelabには、難易度別に選べる無料のTOEFLリーディング練習セットがある。この記事の画面を取った010番セットから、時間を測って解き、コツを1つずつ当てはめてみよう。