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まさかTOEFLリスニングのノート、こんな風に取ってませんか?

2026-09-153 min read
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リスニングの講義中、一番たくさんノートを取っている生徒ほど、実はスコアが伸び悩んでいることが多いです。手は止まらず動いているのに、講義が終わってノートを見返すと、実際に問題で問われる部分、つまり結論のところが空白になっています。TOEFLリスニングを12年教えてきて、たどり着いたシンプルな結論があります。ノートテイキングは速く書くことではなく、判断することだということです。何を書くか決められない生徒は、どれだけ速く書いても必ず遅れていきます。

一番多いミス、「何を書けばいいか分からない」

TOEFLリスニングのノートテイキングで起きる問題は、ほとんどが一つの原因に集約されます。聞こえてきたことを、重要かどうか判断せずにそのまま全部書こうとすることです。大事な部分とそうでない部分を区別できないので、文章をそのまま写そうとし、次の文が始まる頃にはまだ前の文を書き終えていません。この差は講義が進むほど広がっていき、結局、問題で一番よく問われる結論や比較の部分で、ノートが一番薄くなってしまいます。

実際の生徒のノートを見ると、このパターンがはっきり表れています。以下は第二次世界大戦のレーダー技術についての講義を聞きながら取ったノートです。

第二次世界大戦のレーダー講義ノート1ページ目、略語を使わず単語をそのまま書き並べ、途中で文が途切れている様子 同じ講義の2ページ目、後半にいくほど読み取れない記号や途切れた文が増えている様子

このノートの問題は字が汚いことではありません。何が重要な情報で何がそうでないかを判断しようとする姿勢そのものがないのです。そのせいで一つの情報にとらわれている間に次の情報を逃し、後でノートを見返しても講義の流れを再構成できません。

良いノートは判断、構造化、省略の3つでできている

反対に、ノートテイキングが上手な生徒に共通しているのは、手が速いことではありません。聞きながら同時に3つのことをしています。

  • これは書くべき情報か聞き流していい情報かをその場で判断する。
  • 番号や矢印、括弧でまとめて情報同士の関係をその場で構造化する。
  • 文章ではなく自分だけの略語や記号で省略して速度を確保する。
良いリスニングノートを作る3つの技術 - 判断(Judge)、構造化(Structure)、省略(Shorten)

以下はタコの防御機構についての講義ノートです。

タコの防御機構講義ノート、番号で項目を分け、括弧で関連する内容をまとめている様子

番号1から5でタコの防御方法を分け、そのうち関連する項目は括弧でまとめて示しています。文章にせず「camouflage, pigment, vanish」のように重要な単語だけを残していますが、後でこのノートだけを見て講義の内容を再構成できます。

氷河の移動についての講義ノートも同じです。

氷河の移動講義ノート、原因を番号で分け、矢印で結果とつなげている様子

重力と融解という2つの原因を番号で分け、その下に矢印で各原因が生む結果(速度の変化、摩擦の減少)をつなげています。講義で実際に強調された因果関係が、そのままノートの構造として残っています。

同じ講義をどう違って書くか、実際に比べてみる

2つの方式の違いを、鳥の移動方法についての短い講義でもう一度比べてみましょう。教授が「鳥は磁場を使って方向を見つけるという説と、星の位置で方向を見つけるという説がある。夜空を一度も見たことがない若い鳥も正常に移動したという研究結果は、磁場説をより強く支持している」と説明したとします。

判断せずにそのまま書き取ったノートはこうなります。

birds navigate using magnetic field theory and also star
position theory young birds never...

文章をそのまま追おうとして、結局この講義で一番重要な結論、つまり研究結果がどちらの説を支持しているかにはたどり着かずに終わってしまいます。

一方、判断と構造化を経たノートはこうなります。

Bird navigation - 2 theories

① magnetic field
② stars

research: birds w/o sky exposure → still migrated OK
  = supports ①

情報量はむしろ少ないですが、講義の核となる論理、つまり2つの説があり研究結果がそのうちの一つを支持するという流れがそのまま残っています。試験問題はほとんどこの流れを問うてきます。

今日からこうやって練習してみよう

ノートテイキングは生まれ持った才能ではなく、練習で伸びる判断力です。最初は書く量がぐっと減って不安に感じるかもしれませんが、講義が終わったときにノートだけを見て全体の流れを説明できるかどうかを基準に練習すれば、方向性がつかめてきます。リスニングの無料練習問題で、実際の講義を聞きながらこの方法でノートを作ってみましょう。