TOEFLライティングの証拠の書き方:6つのタイプと日常の例
"I think school uniforms are bad. Students do not like wearing them. So schools should not require them." 文法は正しく意見もはっきりしていますが、こうした文章は点が伸びにくいです。理由は一つです。制服が悪いと言うだけで、なぜそう考えるのかを示す証拠がありません。
英語のエッセイで証拠(Evidence)とは、自分の主張を信じてもらうための根拠です。証拠には6つのタイプがあります。タイプを知っておけば、「ここに何を書こう」と詰まったときに1つ選んで使えます。各タイプを絵と日常の例で紹介します。
証拠には6つのタイプがある
1. Anecdotal (逸話的証拠)
概念: 書き手自身の直接の経験や、身近で起きたエピソードをもとに示す証拠。
例: "私はこの運動を毎日10分続けてみて、腰の痛みがはっきり軽くなりました。"
2. Testimonial (証言的証拠)
概念: 専門家、現場のガイド、目撃者など信頼できる人の発言や引用を持ってきて示す証拠。
例: "専門医のキム博士もインタビューで「朝の空腹時に水を1杯飲むことは胃の健康に欠かせない」と話しています。"
3. Statistical (統計的証拠)
概念: 数字、データ、確率、割合を示して客観性を確保する証拠。
例: "調査の結果、新製品を使った顧客の92%が再購入したいと答えました。"
4. Textual (文献的証拠)
概念: 録音、書簡、文書、記事など、記録された原本をそのまま引用したり見せたりする証拠。
例: "契約書の第4条2項に「途中解約の場合は違約金が発生する」と明記されています。"
5. Analogical (類推的証拠)
概念: 似た別の出来事や対象と比べて、主張の妥当性を示す証拠。
例: "運転中にスマホを見るのは、目を閉じて道路を走るのと同じです。"
6. Hypothetical (仮定的証拠)
概念: 「もし〜という状況が起きたら?」のように仮定したシナリオで、危険性や必要性を示す証拠。
例: "もし今、非常用の貯金をしておかなければ、突然の事故のときに大きな借金を負うことになります。"
どんな場面にどの証拠が合うか
6つを一覧にするとこうなります。テーマによって合うタイプが違います。
| タイプ | ひとことで | 合う場面 |
|---|---|---|
| Anecdotal 逸話的 | 自分の経験、身近な話 | 生活、学校、習慣など個人的なテーマ |
| Testimonial 証言的 | 専門家や目撃者の言葉 | 健康、科学など専門知識が必要なテーマ |
| Statistical 統計的 | 数字、調査結果 | 社会問題、政策、消費の選択 |
| Textual 文献的 | 文字で残った記録 | 規則、契約、方針など文書があるテーマ |
| Analogical 類推的 | 似たものにたとえる | なじみのない抽象的な概念をやさしく説明するとき |
| Hypothetical 仮定的 | 「もし〜なら」のシナリオ | 実際の事例がないとき、危険性や必要性を示したいとき |
証拠をうまく使う4つのコツ
1. 主張にまっすぐつながる証拠を選ぶ
証拠がもっともらしくても、主張とずれていると意味がありません。主張が「制服は自己表現を妨げる」なのに、証拠が「制服は値段が高い」だと、別々の話になります。証拠を書く前に「これは本当に自分の主張を支えているか」と一度確かめます。
2. 具体的に書く
同じ逸話的証拠でも、どれだけ具体的かで強さが変わります。
弱い証拠: Many students feel uncomfortable in uniforms.
強い証拠: When my cousin's school introduced uniforms, she quit the art club because she felt there was nothing left to express.
「多くの生徒が」は誰にでも書ける言葉です。「いとこが美術部をやめた」は場面が浮かぶので、信じやすくなります。
3. 1つの段落では1タイプを深く書く
いくつものタイプを並べるより、1つを選んで詳しく書くほうが効果的です。逸話を場面が見えるように詳しく書くほうが、逸話・統計・たとえを1行ずつ並べるより説得力があります。
4. 証拠のあとに1文でつなぐ
証拠を投げ出したままにすると、読む人は「だから何?」と思います。証拠のあとに、それがなぜ主張の裏づけになるのかを1文で添えます。上の美術部の話なら、「制服は生徒が関心を広げる機会まで減らしかねない」くらいで十分です。
試験で作り話をするときの注意
TOEFLでは実際の事例がなければ、状況を作って証拠の欄を埋めてかまいません。仮定的証拠はそのためのものです。ただし統計的証拠の92%は説明用の例です。試験で実在する機関名まで付けて数字を作ると、かえって偽物に見えます。"a survey could show"のような断定しない表現のほうが安全です。
Academic Discussionでは証拠を1つだけ選ぶ
Academic Discussionの答案は短く、証拠を何個も入れる余裕がありません。6つの中でいちばん書きやすいものを選び、1〜2文で書きます。ほかの学生の意見に返信する問題なら、こんな形になります。以下の例は仮定的証拠を使っています。
I agree with Emma that uniforms save money, but I think the real cost is somewhere else. A student who cannot show any personal style in class may stop joining clubs that need creative thinking. That is a bigger loss than the price of a few shirts.
今日から本番のつもりで練習しましょう。TOEFLライティング無料練習問題でAcademic Discussionを解き、自分の答案で6タイプのどれを使ったか印をつけてみてください。よく使うタイプと使わないタイプが見えてきます。模範解答と比べたいときは解答つきライティングサンプルテストを使ってください。点数が伸びない理由がほかにある場合はTOEFL80点で止まる理由もあわせてどうぞ。