Articles

TOEFLリーディング Fill in the Missing Letters 攻略のコツ5つ

2026-09-175 min read
Read inEnglishEspañol日本語हिन्दी한국어

TOEFL 2026の改訂版で留学準備をしていると、リーディングの一番最初に見慣れないタスクが出てくる。Fill in the Missing Letters。短いアカデミックな段落の中で、10個の単語の文字が半分くらい抜けていて、それを埋めていくタスクだ。一見スペリングテストのように見えるので、多くの受験生は軽く流してしまう。でも実際に生徒にこのタスクを解かせてみると、ここ一つで差がつくことが思っている以上に多い。12年間リーディングを教えてきて、実際に生徒に伝えているコツを5つにまとめた。

コツ1. スペルではなく復元の問題だと理解する

空欄を埋めるという形式だけ見ると、単語を暗記しているかどうかのチェックに思える。でも実際にこのタスクが求めているのは違う。まずその空欄が名詞を求めているのか動詞を求めているのかを判断し、与えられた文字数と空欄の数から語尾の候補を絞り込み、時には空欄の後ろの文まで読まないと答えが出ない。段落自体は60〜70語ほどの短いアカデミックな文章で、そこに10個の空欄が詰め込まれている。段落全体をきちんと理解できていないと、どれ一つとして自信を持って埋めることはできない。

だからこのタスクは語彙力テストというより、「文脈から単語を組み立て直す」テストに近い。すでに知っている単語でも、段落の中のその位置に合う形に変形させて復元しなければならない。逆に知らない単語でも、文脈と品詞、よくある接尾辞のパターンを組み合わせれば正解できることが多い。語彙をたくさん知っているからといって、このタスクが自動的に簡単になるわけでもない。

コツ2. 空欄の文字だけを見て絶対に当てずっぽうしない

実際に生徒にこのタスクを解かせてみると、間違いのパターンがはっきり見えてくる。一番多いのは、前後の文脈を読まずに、空欄に入っている数文字だけを見て単語を当てようとすることだ。それらしい単語を思いついて埋めるものの、段落全体が作っている論理と合っていないことが多い。文脈を読まないと、文法的には成立していても段落の内容とはずれた答えを選んでしまう。

コツ3. 「意味から単語を引き出す」感覚を別に鍛える

当てずっぽうの習慣の奥には、もっと根本的な問題がある。リーディング自体は得意な生徒でも、このタスクだけで妙につまずくケースをよく見かける。理由はシンプルだ。普段の読解では単語を見て意味を思い浮かべるだけでいいが、このタスクはその逆で、意味と文脈から単語の形そのものを引き出さなければならない。意味から単語へ瞬時に変換する力が弱いと、普通の読解には問題がない生徒でも、このタスクの前では体感の難易度が一気に上がる。読むことと引き出すことは、別の筋肉だということだ。

コツ4. 短いからといって適当に流さない

これは個人的な意見だけれど、このタスクはリーディングセクション全体の入り口としての役割を果たしていると思う。TOEFL 2026のリーディングは、序盤の出来によってその後の難易度が変わる構造になっていて、これまで生徒を指導してきた印象では、Fill in the Missing Lettersでの正答率が低いと、その後の難しいモジュールに進めなくなる。その結果、リーディングのスコアが4点台前半で頭打ちになるケースを何度も見てきた。はっきり言っておくと、これはETSが公式に数字を発表しているものではない。指導する中で体感してきたパターンであって、公式な統計ではない。それでもこれだけはっきり感じられるなら、このタスクを「短いから適当に流していい問題」として扱う理由はないと思う。むしろリーディングの中で、安いコストでスコアを守れる数少ない場所だと考えたほうがいい。

コツ5. 語彙力をコツコツ積み上げ、実戦セットで感覚をつかむ

正直に言うと、このタスクだけのための特別な攻略法はないと思っている。結局は普段の単語力でスコアが決まる。単語をたくさん覚え、実際の問題をたくさん解く。それ以外の近道はない。ただ一つだけはっきり言っておきたいことがある。語彙力は一、二回集中して勉強したからといって急に伸びるものではない。雨が少しずつ服にしみ込んでいくように、コツコツ積み上げてこそ伸びる種類の力だ。試験の数日前になってこのタスクだけ一夜漬けで対策しようとすると、時間対効果が一番低い勉強になってしまう。

とはいえ、問題形式そのものは前もって慣れておいたほうがいい。初めて見たときは、与えられた文字数と空欄の数字をどう組み合わせればいいのか感覚がつかみにくい。でも何セットか実際に解いてみると、まず品詞を判断してから語尾で絞り込むという順番が自然と身につく。個人的に生徒によく勧めているセットが一つあって、睡眠がどうやって学んだことを保存するかを扱ったセットだ。難易度は中程度なので、このタスクの感覚を最初につかむのにちょうどよく、内容自体も興味深いので最後まで読み切りやすい。

今日から本番のつもりで練習しよう

Fill in the Missing Lettersは軽く流していいタスクではない。文脈を見失わずに読む習慣、意味から単語の形を引き出す感覚、そしてコツコツ積み上げた語彙力。この三つがそろって初めて解ける問題であり、きちんと対策すればリーディングセクション全体を守ってくれる場所にもなる。全セットを無料で解くことができるし、リーディング力そのものをもっと伸ばしたいなら他の無料のリーディング練習問題も一緒に解いてみよう。