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Duolingo Speak About the Photo のコツ5つ

2026-10-118 min read
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Duolingoが2026年に出した教師向け採点ガイドには、Speak About the Photoの回答が3つ、点数つきで載っています。Speaking 145点、115点、85点。書き起こしの語数を数えると、148語、133語、118語でした。60点の差があるのに、長さの差は30語だけ。3人ともたっぷり時間を使ったということです。

つまりこの問題では「長く話す」のは前提で、点数は別のところで分かれます。この記事では、その「別のところ」を公式回答3つから探します。授業でこの問題をやらせると、生徒がいちばん詰まるのは90秒の終わりではなく最初の一言です。20秒ぼんやり写真を見ているうちに録音が始まり、最初の一文が出てこない。だからここでは、20秒で何を思い浮かべ、90秒をどの順番で埋めるかを中心に見ていきます。

どんな問題か

  • 画面: 写真が1枚。20秒写真を見たあと録音が始まります。
  • 時間: 最大90秒。話している間も写真は表示されたままです。
  • チャンス: 1回。録り直しはできません。
  • 問題数: 1回の試験で1問。アダプティブではありません。
  • 写真: 人、動物、物がさまざまな状況にある実際の写真です。
  • スコア: Speakingのスコアに入ります。内容、まとまり、流暢さ、文法、語彙、発音の6つで評価されます。
testpracticelabのDuolingo Speak About the Photo練習セット1の実際の問題画面

(出典: Duolingo English Test, Scoring Guide for Teachers 2026, 4.4節)

昔の資料には「30秒以上話せば大丈夫」とよく書かれています。今の公式ガイドには最低時間はなく、「最大90秒」とだけあります。上の3つの回答はどれも118語以上話していました。

コツ1. 長さより順番 (公式145点・115点・85点の回答を比較)

点数長さ公式コメントが指摘したこと
145148語、9文場所 → 人 → 解釈の順に流れる。3人は同僚だろうという「もっともな推測」まで行く。序盤は30秒ほど途切れず話す。間は考えが切り替わるところだけ
115133語、12文場面を言ってから一人ずつ取り上げる構造はある。ただ、終わっていない文や不自然な文で流れが切れる。話を見失って言い直す場面がある
85118語、7文ディテールは多い。でも考えが順序なく出てきて、同じ語の繰り返し(with with)や言い直しが多い

(集計: 公式ガイド6.3節のサンプル3つ。語数・文数は書き起こしを当サイトで数えたもの。点数は受験者のSpeakingスコア)

ここから3つのことが見えます。

  • 85点の回答もディテールは多かった。 サングラス、グレーのTシャツ、黄色のTシャツ、水のボトル2本。公式コメントも「関連するディテールが多い」と認めています。足りなかったのは、ディテールを並べる順番でした。
  • 文の数がいちばん多いのは115点の回答。 12文。短く区切って話すのはいいのですが、いくつかが終わっていません。"We cannot see as much in this picture" のような文が流れを壊したとコメントに書かれています。
  • 写真の外まで踏み出したのは145点の回答だけ。 "They might be teachers that are having a group discussion or a meeting." "They've worked together for a long time." 公式コメントはこれを「基本的な描写を超えた、もっともな推論」と呼んでいます。

難しい単語についても一つ。115点の回答はmannequin、disguiseのようなあまり見ない単語を使い、コメントでも評価されました。それでも145点はwhiteboard、engaged in a conversation くらいの単語で取れています。単語より順番が先です。

コツ2. 20秒はキーワードをつぶやく時間

20秒で文を作ろうとしてはいけません。私は生徒に、キーワードを思い浮かべて口の中でつぶやいてみるよう言っています。単語さえ口に上っていれば、話はなんとかなります。

ここで言うキーワードは、cup、tableのような物の名前ではありません。雰囲気、カメラアングル、質感のように、写真全体を一語でつかむ難度の高い単語です。こういう単語は試験会場で急に浮かんできません。前もって覚えたリストから取り出すものです。雰囲気・質感・位置の単語はDuolingo写真描写の表現100個にまとめてあります。

カメラアングルの表現はそのリストにないので、ここにいくつか書いておきます。

表現こんなとき
a close-up shot of ~人や物を一つ、近くから撮った写真
a wide shot / taken from a distance場所全体が見える写真
taken from above / a bird's-eye view上から見下ろした写真
taken at eye level目の高さで撮った写真
the focus is on ~, and the background is blurred一人だけはっきりして背景がぼけている写真
it looks like a candid shot演出なく自然に撮られた写真

市場の写真なら、20秒でこれくらいを口で転がしておけば十分です。bustling, vibrant, straw hat, wicker basket, eye level, crowded aisle.

練習画面でタイマーを押すと20秒の準備カウントダウンが始まる

コツ3. 90秒は4つのかたまりの順で埋める

私が授業で使う順番は4つのかたまりです。この順番で話せば90秒は必ず埋まります。

  1. メインの人物: 視線、ポーズ、行動、そしてその人についての推測。 いちばん目立つ一人から。The woman in the straw hat is holding up a red apple and laughing at someone off to the side. She might be a vendor showing off her fruit to a regular customer.
  2. 雰囲気と空間。 その人がどんな場所にいるか。The whole market feels bustling and vibrant, with long rows of stalls under wide awnings.
  3. もう一つの推測と、カメラアングル。 It's probably a weekend morning, since it's so crowded. The photo is taken at eye level, so it feels like I'm standing in the aisle myself.
  4. ディテール: まだ言っていないもの。 物、色、質感、隅にいる人。Woven wicker baskets, piles of bright red tomatoes, an older man on the left calling out to shoppers.

ポイントは、1番で人物についての推測をすぐに付けることです。公式145点の回答も「3人は同僚だろう」という推測で点を取っています。そして4番は、残り時間に合わせて伸ばしたり縮めたりする枠です。写真には、まだ言っていないことが必ず残っています。

コツ4. 話す文は短く区切る

当サイトのSpeak About the Photo模範解答90個を数えました。

項目当サイトの模範解答90個公式145点の回答
平均の長さ118語148語
平均の文数5.3文9文
1文あたりの語数約22語約16語

(集計: testpracticelab DETセット30個 × 写真3枚 = 模範解答90個)

長さは問題ありません。問題は1文が長いことです。当サイトの模範解答には This photo captures a bustling outdoor food market, and it really makes me want to grab a basket and start browsing のように、書けば自然でも一息で話すのは難しい文が多くあります。実際の145点の回答は、1文に考え一つ、16語前後で区切っていました。

模範解答は表現を拾う資料として使いましょう。声に出してまねするときは、カンマが出るたびに区切って2文にして言ってみるといいです。

練習画面の便利な表現と模範解答

コツ5. 詰まっても最初から言い直さない

この問題でいちばん緊張するのは、録り直しができないことです。85点の回答への公式コメントは、同じ語の繰り返しや文を最初から言い直すことが「多い」と指摘し、それが流れを壊したと書いています。文を最初から言い直すと、聞き手には同じ言葉が二度聞こえ、話の筋を見失います。

  • 間違えた単語はそのまま流す。 直したければ I mean を一度だけ付けて続けます。
  • 言うことがなくなったら次のかたまりへ。 4つのかたまりの順番に沿えば、次に話すことは決まっています。
  • 2〜3秒の間は大丈夫。 145点の回答にも2〜4秒の間がありました。公式コメントは、その間が「考えと考えの間」にあるので問題ないとしています。

もう一つ付け加えると、当サイトのAI採点は録音の書き起こしだけを見ています。実際の試験は流暢さと発音も見ます。書き起こしの点数だけに頼らず、自分の録音を聞き直してください。

練習は結局2つ

1. リストを覚える。 雰囲気、質感、位置、カメラアングルの単語を覚えておきます。20秒でつぶやく単語は、頭の中に前もってないと出てきません。

2. いろいろな写真でたくさん練習する。 市場、教室、キッチン、公園、空港と、場面をどんどん変えます。同じ種類の写真ばかりだと、同じ単語ばかり使うことになります。写真ごとに20秒つぶやき、90秒を4つのかたまりの順で録音し、録り直さずにすぐ次の写真へ進みます。本番と同じく、一度きりの録音に慣れるのが目標です。

今日は写真3枚

今日から本番のつもりで練習しましょう。Duolingo Speak About the Photo練習セットから写真を3枚選び、20秒のつぶやきと90秒の4つのかたまりで録音してみてください。同じような写真について書くWrite About the Photoも一緒にやると、描写の単語が2倍の速さで身につきます。

もう一つのスピーキング問題はRead, Then Speakのコツ5つもどうぞ。