Duolingo Read & Complete 公式サンプル40問を数えてわかった解き方の順番
Read & Completeを単語力の試験だと思い込み、難しい単語から手をつけて時間を失う受験生は多いです。本当にそういう問題なのかを確かめるため、Duolingo公式サンプル問題集のRead and Complete 40問を、空欄ひとつずつ数えてみました。結果は予想と違いました。
ひと目でわかる概要(公式資料より)
- 時間:1つの文章につき3分。
- 出題数:1回の試験で3〜6回。
- 形式:文章中の一部の単語の後半が消えていて、足りない文字を打ち込む。つづりはアメリカ式。
- 採点:空欄のままでも間違えても点数は同じ。だから分からない空欄にも必ず何か入れる。
(出典:Duolingo English Test Official Guide、公式Sample Questions問題集)
公式サンプル40問を数えてみると
| 項目 | 公式サンプル40問 |
|---|---|
| 文章の長さ | 平均64語(46〜81語) |
| 1文章あたりの空欄 | 平均約12か所(少ないと4、多いと22) |
| 空欄1つに使える時間 | 3分 ÷ 12 = 約15秒 |
| 空欄のうち機能語の割合 | 約3つに1つ(多い順にthe, in, and, of, was, to) |
| 見えている文字 | ほぼすべて単語の前半(奇数の長さなら少ない方) |
| 空欄がない文 | 最初の文と最後の文(最後の文は40問すべて) |
(集計:testpracticelabが公式Sample Questions問題集のRead and Complete 40問、約500か所の空欄を正解と1つずつ照合して数えました)
この表から押さえたい点は3つです。
空欄の3分の1は単語力がいらない
t_ _、i_、a_ _のような空欄はthe、in、andです。ここで詰まる人はほとんどいません。問題は、難しい空欄に時間を使い切って、簡単な空欄までたどり着けないことです。
t__ i_ a__ o_ w__
the, in, and, of, was:見た瞬間に埋める空欄
残りのマスの数で単語の長さがわかる
前半だけが見えるので、見えている文字が3つなら正解は6〜7文字です。候補が浮かんだら、まず文字数を合わせてみましょう。
sig____ → 3 + 4 = 7 → signals
見えている3文字 + 空きマス4つ = 7文字の単語
最初と最後の文はタダでもらえる文脈
空欄がないので、ここを先に読んでテーマをつかみます。
3周で解く(3分の配分)
- 1周目、20秒:最初と最後の文だけ読んでテーマをつかむ。
- 2周目、60秒:頭から流し、短い空欄(機能語、3〜4文字の単語)だけ埋める。詰まったらすぐ次へ。
- 3周目、80秒:残った内容語の空欄を文脈から解く。
- 残り20秒:つづりの確認。空欄が残っていたら、見えている文字に合う一番ありそうな単語を入れる。
実際に解いてみる
testpracticelabの無料練習セット003番の画面です。空欄ごとに答えを決めるヒントを追ってみましょう。波線がヒントです。
Many now provide free ac____ to computers
access · provide ... access toはセットで使う組み合わせ。空欄の後ろのtoが答えを教えてくれる。
lend out tools or musical inst_______
instruments · orの前後は同じ種類のもの。toolsと並ぶ複数形の名詞。
careful management of a limited bu____ ... which programs deserve the most funding
budget · 形容詞の後ろの名詞の位置。次の文のfundingで、お金の話だと確認できる。
adding e-books and streaming services alongside their phy_____ collections
physical · e-bookと対比される紙の本。
removed memb______ fees, hoping ... more residents to sign up
membership · ヒント(sign up)は空欄より後ろの文にある。空欄の前で読むのをやめると解けない。
how well it can stay rel_____ to the people it serves
relevant · relevant toもセットで覚えておきたい表現。
レベルが上がっても考え方は同じです。hardセット013番から2か所だけ見てみましょう。
until prices have already ri___ significantly
risen · haveの後ろなので過去分詞。
avoid the kind of sudden sh____ that can destabilize an entire economy
shocks · 経済全体を揺るがす突然の衝撃。
つづりで落とす点
意味がわかっていても、つづりを間違えれば不正解です。下はaccessをacessと打った画面で、マスが1つ余っています。打った文字数とマスの数が合わなければ、つづりを見直しましょう。
acess
cが1つ足りず、マスが1つ余る
access
ac + cessでマスがぴったり埋まる
アメリカ式のつづりなので、colourではなくcolor、centreではなくcenterと書きます。
私たちの練習セットで鍛えられること
正直に書いておきます。testpracticelabのRead & Complete 14セット(空欄140か所)を数えると、本番と違う点があります。
| 項目 | 本番(公式サンプル40問) | testpracticelab 14セット |
|---|---|---|
| 文章の長さ | 平均64語 | 96〜172語 |
| 空欄の数 | 平均約12か所 | 10か所 |
| 機能語の空欄 | 約3分の1 | なし(140か所すべて内容語) |
| 見えている文字 | 前半 | easy 50% → hard 30%に減る |
| 制限時間 | 3分 | easy 2:30〜hard 3:40 |
私たちのセットは内容語の空欄を文脈から解く練習に集中しています。本番で一番時間を取られるのがこの空欄です。機能語の空欄を素早く片づける感覚は、公式サンプルと公式の練習テストもあわせて身につけてください。
まとめ
Read & Completeは、単語をたくさん知っている人より3分をうまく配分できる人が点を取る問題です。最初と最後の文でテーマをつかみ、短い空欄から埋め、残りは前後の文からヒントを探しましょう。
今日から本番のつもりで練習してみましょう。testpracticelabにはレベル別の無料Read & Complete練習セットがあります。この記事で一緒に解いた003番セットから、時間を計って解いてみてください。1文だけの穴埋め問題はFill in the Blankの解き方にまとめています。