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Duolingo Interactive Writing のコツ5つ

2026-10-138 min read
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Interactive Writing は Duolingo English Test のライティング問題でいちばん長い問題です。あるテーマについて5分間書き、続けてフォローアップの質問に3分間で答えます。合計8分です。

ほかのライティング問題と違うのは、3分の2つ目の欄です。2つ目の質問は前もって決まっていません。Duolingo が1つ目の欄に書いた内容を読み、その場で質問を選びます。そこでこの記事では、1つの問題を最初から最後まで追いながら、1つ目の欄をどう書けば2つ目が楽になるのかを見ていきます。

この問題を教えるとき、私が強調する順番は1つです。まず論理を完結させること。語数はあとから自然についてきます。理由が立ち、例がつけば、100語や150語は勝手に埋まります。ところが生徒がいちばん苦労するのがまさにこの順番です。画面下の語数ばかり見て文を引き伸ばすと、長さは足りているのに何が言いたいのかわからない文章になります。

問題の形式

  • パート1(5分): テーマが表示されます。タイマーが始まる前に、指示文とテーマを読む時間が30秒あります。書いている間もテーマは表示されたままです。
  • パート2(3分): フォローアップの質問が表示されます。パート1で書いた文章は横にそのまま表示されています。
  • 戻れない: 次のパートに進むと、前のパートの文章は直せません。
  • 分量: 公式の最低語数はありません。Duolingo は、与えられた時間を使い切り、テーマから外れない範囲でできるだけ多く書くよう案内しています。
  • スコア: Writing のスコアと、Literacy・Production のサブスコアに反映されます。
testpracticelab 練習セット #2 のパート1画面。右側のパート2欄はまだロックされている 同じセットのパート2画面。パート1のテーマの横にフォローアップの質問が開く

後半の質問は書かなかったことを聞く

この問題を「反論に答える問題」と紹介する記事は多いですが、それは半分しか正しくありません。Duolingo はフォローアップの質問がどう選ばれるかについて研究記事を公開しています。モデルがパート1の解答から主な考えを抜き出し、それを繰り返さない質問を選びます。最初に扱わなかったことをさらに考えさせるのが狙いです。

つまりフォローアップは反論のこともあれば、書き漏らした側面のこともあり、自分の経験や別の状況に当てはめてみる質問のこともあります。同じテーマでも、何を書いたかによって質問が変わります。

(出典: Duolingo English Test 公式ブログ "A multi-stage interactive task to assess writing proficiency")

この研究記事には、もう1つ押さえておきたい結果があります。人間の採点者と AI のどちらが見ても、良い2つ目の解答はほとんどがテーマを守り、1つ目の解答とつながり、新しい情報を加えていました。 2つ目の欄で1つ目を要約し直しても、採点される材料がないということです。

当サイトの14セットを分析すると

testpracticelab の Interactive Writing 練習セット14個(easy 4、medium 4、upper 3、hard 3)の模範解答28本を数えました。

レベルパート1模範解答パート2模範解答合計
easy84〜108語91〜106語175〜213語
medium102〜110語97〜123語202〜233語
upper121〜123語115〜127語236〜249語
hard119〜139語111〜123語230〜262語

(集計: testpracticelab のセット14個、模範解答28本。スペース区切りの語数。)

数字以外にも共通点があります。

  • パート1の14本はすべて、最初の文が立場の表明です。 "I agree that" が11本、"I believe" が3本。背景説明から始まる解答は1本もありません。
  • パート2の14本はすべて、最初の文で相手の意見をまず受け止めています。 "I understand that concern, but..." や "That risk is real, but..." といった形です。14本のうち10本は、同じ1文の中ですぐに but で切り返しています。
  • 28本すべてが3段落です。 短い段落3つが、8分で書くのにいちばん現実的な形でした。

正直に書いておくべきこともあります。当サイトのセットのフォローアップ質問14個は、すべて "Someone might say... How would you respond?" という反論型です。実際の試験は上で説明したとおり、もっと多様です。そのためコツ3では、反論型以外の2種類への備え方も書きました。

コツ1. 最初の文で立場を書く

パート1のテーマはたいてい「どちらに賛成か」「どう思うか」を聞いてきます。最初の文でその答えを書いてから始めましょう。

最初の文の例: I agree that employees should be allowed to work from home whenever they want.

この1文があれば、Duolingo はあなたの主な考えをはっきり読み取れます。そのぶんフォローアップの質問もあなたの文章にかみ合って出てきます。立場があいまいだと、フォローアップもそのあいまいな部分を突いてきます。

コツ2. 理由は「個人・社会・政府」の3つの視点から探す

理由が思い浮かばずに手が止まる生徒に、私がいちばん多くやらせる練習があります。同じテーマを3つの視点から見ることです。

視点在宅勤務のテーマなら
個人通勤時間が減り、集中しやすい環境を選べる
社会都市の交通量が減り、大都市に住まなくても良い仕事に就ける
政府交通・環境政策の負担は減るが、労働時間を管理する新しいルールが必要になる

3つの欄を埋めてみると視野が広がり、文章も個人の好みを超えた説得力のある主張になります。パート1では、このうち2つの視点を選んで深く書きます。

5分のうちに長所、短所、例外、反論まで全部入れようとする生徒がいます。そうするとどの段落も1〜2文になってしまいます。理由を2つに絞り、それぞれに例をつけるほうが良いです。

書き漏らしたことは気にしなくて大丈夫です。どうせフォローアップがそこを聞いてきます。練習セット #2 が良い例です。パート1の模範解答は生産性、通勤時間、優秀な社員の定着を扱い、チームワークには一度も触れていません。フォローアップの質問は、まさにそのチームワークを聞いてきました。

練習セット #2 の模範解答。パート1になかったチームワークをパート2の質問が聞いている

3つの視点を前もって考えておいた生徒は、ここで有利になります。パート1で使わなかった視点がフォローアップで出てきても、一度頭の中で整理した内容なので、3分以内にすぐ取り出せます。

コツ3. フォローアップは種類を見てから最初の文を決める

パート2の3分は短いです。質問を読んだらすぐにどの種類かを見て、最初の文の形を決めます。下の例は在宅勤務のテーマで当サイトが作ったものです。

フォローアップの種類質問の例最初の文の形
反論型Someone might say that working from home makes teamwork harder. How would you respond?相手の意見を認める + but + 自分の答え。"I understand that concern, but teamwork does not have to suffer."
抜けた側面型What problems might employees face when they work from home?質問に直接答える + 自分の立場とつなぐ。"The biggest problem is loneliness, although it can be managed."
個人・応用型Would working from home suit you personally? Why or why not?Yes/No + 理由1つ。"Yes, because I focus best when it is quiet."

3つに共通するルールは1つです。最初の文が質問への答えになっていること。 "This is a difficult question" のような文に15秒使うと、3分のうち1割近くがもう消えています。

コツ4. パート1を書き直さず、短いひと言でつなぐ

パート2でいちばん多いミスは、パート1の要約から書き始めることです。

避ける書く
As I said before, working from home is good because people are more productive and save time.Even if teamwork is harder at home, regular video meetings can solve most of the problem.
パート1の繰り返し。新しい情報なしパート1の立場を短いひと言(Even if...)で受け、すぐ新しい内容へ

Duolingo の研究が言う「1つ目とつながりつつ新しい情報を加える」とは、この形のことです。つなぎはひと言で十分で、残りの文はすべて新しい内容にします。

コツ5. 8分はこう配分する

この時間配分は公式ルールではなく、当サイトのおすすめです。

時間やること
プレビュー30秒テーマを読み、立場と理由2つを決める
パート1 0:00〜4:00立場の文 → 理由1 + 例 → 理由2 + 例
パート1 4:00〜5:00読み直し。進んだらもう直せない
パート2 0:00〜0:20質問の種類を見て、最初の文を決める
パート2 0:20〜2:30最初の文 → 新しい理由か例を2つ
パート2 2:30〜3:00読み直し

パート1を5分ぎりぎりまで書いて最後の文が途切れたまま進むより、1分残して誤字や抜けた冠詞を直すほうがスコアには効きます。

練習のしかた

  1. Interactive Writing 練習セットから1つ選び、5分のタイマーをかけてパート1だけ書きます。
  2. フォローアップの質問を見る前に、自分の文章に抜けている側面を1行で書き出します。実際の質問と比べると、自分の文章のどこが空いていたかが見えます。
  3. パート2を3分で書いたら、同じパート1を使ってコツ3のほかの2種類の質問にも答えてみます。反論型しか練習していないと、試験で別の質問が出たときに最初の文で詰まります。
  4. 模範解答とは、最初の文と段落の数だけを比べます。表現をそのまま暗記はしません。

試験の外でやる練習もあります。論理的に書くには、思っている以上にニュースや YouTube をたくさん見て、1つのテーマについていろいろな人が出す意見に触れる必要があります。記事や動画を1本見るたびに、そこに出てきた意見が個人・社会・政府のどれにあたるかを分けてみましょう。これを積み重ねると、試験で初めて見るテーマが出ても3つの欄がすぐに埋まります。

短い問題から手を慣らしたいなら、Write About the Photo の練習で1分間のライティングから始めてもいいでしょう。

今日から本番のように練習しよう

Interactive Writing は、1つ目の欄が2つ目の質問を決める問題です。今日さっそく Interactive Writing 練習セットで、5分と3分の本番どおりの時間で1セット書いてみましょう。ほかの問題形式もまぜて練習したいなら、Duolingo 問題バンク全体で続けて解けます。