Duolingo Interactive Reading、6問を形式別に解くコツ
Duolingo English Test(DET)でリーディングのスコアをいちばん大きく左右する形式を1つ選ぶなら、Interactive Readingです。1つの文章に問題が6つついていて、同じ文章を6回、違う角度から読み直すことになります。最初は問題の多さに戸惑いますが、構造がわかると、前の問題が次の問題のヒントになっていることに気づきます。ここでは6問を順番に実際の画面とあわせて説明し、形式ごとの解き方を例と一緒に紹介します。
ひと目でわかる概要
- 時間:6問あわせて7分または8分。1問ごとではなく、1セット全体の時間です。準備時間はありません。
- 回数:1回の試験で2〜3セット。文章は少なくとも2種類で、1つは物語文(narrative)、もう1つは情報を伝える説明文(expository)です。
- 順番:Complete the Sentences → Complete the Passage → Highlight the Answer ×2 → Identify the Idea → Title the Passage。問題は1問ずつ表示されます。
- 採点:ほとんどは正解か不正解かで採点され、Highlight the Answerだけはどれだけ正確に選べたかで部分点がつきます。Readingのサブスコアに反映されます。
(出典:Duolingo公式 DET Question Guide 2026)
以下の画面はすべて、testpracticelabの無料練習セットの1つ(公立図書館についての文章、中級レベル)をキャプチャしたものです。各コツの下の例では、波線が正解の根拠、取り消し線が消すべき選択肢を表します。
1. Complete the Sentences:空欄の単語を選ぶ
- 文章の前半だけが表示され、その中のいくつかの単語(公式ガイドでは3〜10個)が空欄になっています。
- 空欄ごとにドロップダウンから単語を1つ選びます。空欄は1つずつ別々に採点されます。
- この問題は、実質的に文章の前半を読む時間です。ここで前半をしっかり理解しておくと、残りの5問がすべて速くなります。
意味より先に、品詞と形で消す
空欄の前に助動詞があるか、後ろに名詞が来るか、単数か複数か。これを見るだけで、4つの選択肢のうち2つは文法的に入りません。意味を考えるのはその後です。
例・文法だけで消せる選択肢は?
Drivers are happy because the new bridge will ? travel time.reducereductionreducedincrease
will の後ろは動詞の原形。名詞と過去形は意味を見るまでもない。
空欄の前後のつなぎ言葉が方向を決める
but、because、although のような言葉が、答えの向きを決めます。文法で2つ消すと、たいてい意味が逆の2語が残ります。どちらかを決めるのがつなぎ言葉です。
Drivers are happy because the new bridge will increase travel time.
橋ができてうれしいのに移動時間が増える? because と合わない。
Drivers are happy because the new bridge will reduce travel time.
happy because なら良い変化が来るはず。だから reduce。
簡単な空欄から埋めて、空欄は空けたままにしない
公式ガイドも、簡単な単語から先に選ぶよう勧めています。確実な空欄を先に埋めると文章全体が読めるようになり、迷っていた空欄が自然に解けることがよくあります。空欄ごとに採点されるので、最後までわからなくても残った選択肢から1つは選んで次へ進みます。
2. Complete the Passage:抜けている1文を選ぶ
- 空欄が埋まった状態で前半がもう一度表示され、今度は後半が新しく表示されます。
- 前半と後半のあいだに1文が抜けていて、4つの選択肢から2つの部分をいちばん自然につなぐ文を選びます。
- 選択肢を選ぶと、その文が空欄に入った状態を確認できます。前の文から後ろの文まで一気に読んでみて、つながりが不自然なら次の候補に替えます。
- 前半はもう読んでいるので、ここでは初めて見る後半を丁寧に読むことに時間を使います。
空欄の直前の文と直後の文だけに集中する
抜けている文は前の文の流れを受け継ぎ、後ろの文がそれを受けて先へ進みます。後ろの文が This、These、They のような指示語で始まっていたら、抜けている文の中にその指示語が指す内容がなければなりません。
空欄の前の文 → 抜けている文 → 空欄の後の文
Many libraries also offer quiet spaces where students can study or people can work. Most libraries are open only on weekday mornings.
無料サービスを並べていた流れがぷつりと切れる。
Many libraries also offer quiet spaces where students can study or people can work. Some libraries even lend out tools, musical instruments, or sports equipment. They are constantly trying to meet the changing needs of the community.
サービスの列挙を続け、後ろの文の They がそれをまとめる。
不正解の選択肢はほぼ3種類
① 前後の流れと逆向きの文 ② 文章のどこにも書かれていない事実を述べる文 ③ 文章の別の場所ですでに言ったことを繰り返す文。いちばん紛らわしいのは③です。内容自体は間違っていないので、よく選ばれてしまいます。
① Some libraries charge a small fee for every service they offer.
① 流れと逆。文章はずっと「無料」と言っている。
② Libraries were first built to store government records.
② 文章のどこにも書かれていない話。
③ Libraries often host free events.
③(例)前ですでに言ったこと。間違いではないが、ここでは余計。
3. Highlight the Answer:答えがある文をハイライトする(2問)
- 抜けていた文も入った文章全体が表示され、右側に質問が出ます。選択肢はありません。
- 文章の中で答えになる部分をマウスでドラッグしてハイライトします。同じ文章で質問だけを変えて2回出題されます。
- 答えは必ず文章の中にそのまま書かれています。2つの質問の答えはたいてい文章の別の場所にあるので、2問目は1問目でハイライトした場所以外から探します。
質問のキーワードを文章の中から探す
質問のキーワードは、文章の中では形だけ変わって出てくることがよくあります。疑問詞もヒントです。Why なら because、so、which means の近くを、How なら by + -ing の近くを、Who なら by の後ろの人や組織を見ます。
質問の単語 → 文章では形だけ変わった同じ単語
Who funds public libraries?
質問
Libraries are funded by local governments, which means their services are usually free for everyone.
funds が funded に。Who を聞いているので by の後ろを見る。
答えが入っている1文だけをハイライトする
ハイライトする範囲は、答えが入っている文ちょうど1つです。不安だからといって前後の文まで何文もつなげてハイライトしてはいけません。質問のキーワードが入っている文を見つけたら、その文の最初から句点(ピリオド)までだけをハイライトして止めます。
質問:Who funds public libraries?
Libraries are funded by local governments, which means their services are usually free for everyone. To use most services, you just need a library card, which is simple to get.
複数の文は禁止。後ろの文は質問と関係ない。
Libraries are funded by local governments, which means their services are usually free for everyone. To use most services, you just need a library card, which is simple to get.
答えが入っている1文。ピリオドで止める。
4. Identify the Idea:文章全体の要旨を選ぶ
- 文章全体をもう一度見て、文章全体が伝えている中心的な内容を選択肢から選びます。
- 当サイトの練習画面では「Find the Topic」という名前で表示されます。
選択肢を見る前に、要旨を1文で言ってみる
ここまで来たら、同じ文章をもう4回読んでいます。頭の中で「この文章は___についての文章だ」を1文で作ってから選択肢を見ると、それらしい不正解に惑わされません。
断定する選択肢、一部だけの選択肢、文章と逆の選択肢を消す
only、always、never のように断定する言葉は、文章と正反対になることが多いです。文章の一部だけ見れば正しい選択肢が、いちばんそれらしい不正解です。残った中で、文章のすべての部分をカバーしているものが正解です。
Libraries only offer books for borrowing.
only のひと言で文章と正反対になる。
Libraries are only for children's story times.
1文だけを見た部分的な真実。
Libraries are expensive to use and require special memberships.
文章は無料だと言っている。逆。
Public libraries provide many free services beyond just books, helping communities in various ways.
文章のすべての部分をカバーしている。
5. Title the Passage:タイトルを選ぶ
- セットの最後の問題です。文章全体にいちばん合うタイトルを選びます。
- 最後なので時間に追われがちです。でも要旨をすでにつかんでいれば、いちばん早く解ける問題です。
直前に選んだ要旨をタイトルに縮める
タイトルは要旨を短くしたものです。要旨の文のキーワードが入っているタイトルから見ていきます。
要旨(Identify the Idea の正解)→ タイトル
Public libraries provide many free services beyond just books, helping communities in various ways.
要旨
Public Libraries: More Than Just Books
要旨をそのまま短くした。
狭すぎるタイトルと広すぎるタイトルを消す
文章の1文にしか当てはまらないタイトルは狭すぎ、文章が扱っていない範囲まで広がるタイトルは広すぎます。
How to Get a Library Card
文章の1文だけの話。狭すぎる。
The History of Books
文章が扱っていない範囲。広すぎる。
Studying at Home
文章の外の話。
時間の配分
最初の2問に時間を多めに使う
7〜8分で6問なので、公式ガイドの目安では1問あたり約1分です。ただ、実際には均等には分かれません。文章を初めて読む Complete the Sentences と、後半を新しく読む Complete the Passage に時間がかかり、その後はもう知っている文章なので速くなります。最初の2問で文章をしっかり読んでおくことが、結局は全体の時間を節約する方法です。
まとめ
Interactive Readingは問題が6つもあるので難しく見えますが、結局は1つの文章をどれだけきちんと理解したかを6回確かめる形式です。前の問題で積み上げた理解が、そのまま後の問題の武器になります。
今日から本番のつもりで練習してみましょう。testpracticelabには、本番と同じ形式のInteractive Reading 無料練習セットが、易しいレベルから難しいレベルまでそろっています。この記事の画面に使った図書館の文章のセットから解いてみて、ほかの形式も練習したいならDuolingo 問題バンクで続けてください。